青梅や黄色く熟した完熟南高梅で作る梅ジュースの基本レシピ|失敗しない分量と保存・活用まで
毎年5月半ばから6月ごろに、スーパーに並び始める「青梅」や黄色く熟した「完熟南高梅」。
なんとなく気になりつつ、「やってみたいけど難しそう」と思っていませんか?
実は梅ジュースは、分量さえ守ればとてもシンプルな手仕事です。わが家では毎年3キロほどたっぷりと仕込んでいますが、今年は迷わず、去年いちばん美味しかった配合で作ることにしました。
少し甘めで、酸味もほどよく効いていて、そのまま飲んでも、炭酸で割っても美味しい絶妙なバランスです。この記事では、初めてでも失敗しにくい基本の作り方から、保存に便利なアイテム、アレンジ方法までまとめてご紹介します。
梅ジュースのレシピ
■材料(基本の黄金比)
- 青梅または、黄色く熟した完熟南高梅:1kg
- きび砂糖:1kg
- ミツカン 純リンゴ酢:200ml
💡失敗しないポイント
- 梅:砂糖 = 1:1 の黄金比率を守ること。
- お酢を入れると発酵しにくくなります。
- リンゴ酢はしっかりめ(20%) に入れるのがお勧め。純リンゴ酢を使うと、ツンとした酸味がなく、柔らかで自然な香りになります。
■ シンプル!基本の作り方
- 梅の下準備
梅を優しく水洗いし、竹串などを使ってヘタ(おへその部分)を取り除きます。
※注意:硬めの「青梅」を使う場合は、洗った後にたっぷりの水に1〜2時間浸してアク抜きをしてください。黄色く熟した「完熟梅」は水に浸すと傷む原因になるので、水洗いだけでOKです。 - しっかり乾かす(★ここが一番重要)
水気が残っていると傷む原因になります。ペーパータオルで押さえるように優しく水分を拭き取り、ザルに広げて数時間、風通しの良い場所で自然乾燥させます。
※ヘタを取った「くぼみ」の部分に水が溜まりやすいので、そこがしっかり乾いているか確認するのがポイントです。 - 瓶に詰める
清潔な保存瓶(今回は2リットルサイズを使用)に、「梅→きび砂糖→梅→きび砂糖」と交互に層になるように重ねて入れます。最後はきび砂糖で覆うようになると安心です。 - 酢を注いで熟成
最後に純リンゴ酢を回しかけます。あとは直射日光の当たらない常温に置き、砂糖を溶かすように1日1回、瓶を優しく揺すってあげましょう。

👉 約10〜14日で、砂糖が完全に溶け切ったら完成です。
おすすめのひと手間:完成後の「火入れ」で長期保存&健康効果アップ
約10〜14日経って砂糖が完全に溶け切ったら、もう一つおすすめのステップがあります。それはシロップの「火入れ(加熱)」です。
完成したシロップ(梅の実は取り出します)をホーローやステンレスの鍋に移し、弱火でアクをすくいながら15分ほど煮て、完全に冷ましてから保存瓶に入れます。
梅ジュースは「お砂糖をたくさん使うから、健康面が少し気になる…」という方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの「火入れ」と「材料の選び方」に、体を整える秘密が隠されています。
- 【火入れ】常温で長期保存できる
火入れをすることで、天然酵母の発酵を止める(殺菌)ことができ、シュワシュワとアルコール化するのを防ぎ、常温で長く保存できるようになります。
- 【火入れ】ダイエット成分「バニリン」がアップ
梅に含まれる脂肪燃焼成分「バニリン」は、加熱することで約1.2倍に増えると言われています。
- 【火入れ】血流を良くする「ムメフラール」の誕生
熱を加えることで、冷え性改善や疲労回復に役立つ特別な成分「ムメフラール」が新しく生まれます。
- 【材料】きび砂糖とリンゴ酢の相乗効果
ミネラル豊富な「きび砂糖」の甘みを、たっぷり入れた「純リンゴ酢」の酢酸が上手にフォロー。お酢には食後の血糖値上昇を抑える働きもあり、梅のクエン酸と合わさることで夏の疲れをリセットしてくれる、最高の「天然エナジードリンク」になるんです。
ひと手間かかりますが、日持ちもして健康効果も上がるので、私は毎年必ずこの「火入れ」を行っています!
※取り出した後の梅の実も、捨ててしまうのはもったいない!わが家ではいつもコンポートやジャムにして最後まで楽しみ尽くしています。そのレシピは、また別記事で詳しくご紹介しますね。
梅1キロに対して、どのくらいの容量の瓶が必要?
一般的に、梅1kg・砂糖1kgで作る場合、「3リットル〜4リットル」の保存瓶がベストサイズです(最も一般的なのは3リットルの瓶です)。
というのも、梅1kgと砂糖1kgを瓶に入れると、それだけで約2リットル強の体積になります。(今回はさらにリンゴ酢200mlも入ります)また、毎日瓶を揺すって砂糖を溶かす必要があるため、上部に「揺するだけのゆとり(空間)」が必要になります。
一方で、3リットルの瓶は少し重たいというデメリットも。揺すったり、あとで加工する際にも大変なので、うちでは、いつも 2リットルくらいの瓶をいくつか並べて仕込んでいます。
保存におすすめ!IKEAのボトルで小分け
完成した梅ジュースは、梅の実を取り出して保存します。大きな瓶のままだと扱いづらいので、IKEAの「KORKEN(コルケン) ボトル 500ml ¥199」 に小分けして冷蔵庫に入れています。
- ギフトにも最適: 友人へのちょっとしたお裾分けにもそのまま渡せて便利です。
- 扱いやすいサイズ感: 500mlなので重くなく、注ぎやすい。
- 省スペース: 冷蔵庫のドアポケットに入れても邪魔になりません。
- デザイン性: ガラス製で見た目がおしゃれなので、そのまま食卓に出してもサマになります。
この配合の魅力と、おすすめの楽しみ方
今回の「きび砂糖×多めリンゴ酢」の配合は、甘すぎないけれどしっかりとした満足感があり、酸味が効いていて後味がとても軽いのが特徴です。暑い夏にゴクゴク飲みたくなる爽やかさがあります。
🍹 おすすめのアレンジ・活用法
- 王道の「炭酸割り」(イチオシ)
個人的に一番好きな飲み方です。グラスに氷をたっぷり入れ、梅ジュース1に対して炭酸水4〜5の割合で割ると、最高のリフレッシュドリンクになります。暑い日に外から帰ったとき、スポーツの後にもおすすめです。
- まろやか「牛乳割り」
牛乳で割ると、お酢と反応してヨーグルトドリンクのようにとろみがつき、お子様も大好きな味に。
- ほっこり「お湯割り」
冷房で体が冷えた時や、就寝前にはお湯割りがおすすめ。
ホッと落ち着く優しい味わいです。
今年の初夏は、ぜひおうちで「梅仕事」を楽しんでみませんか?仕込んだあとの瓶を毎日眺めながら、美味しくなるのを待つ時間もまた、特別なひとときです。