健康にいいバターって?今あらためて考えたい「体にも美味しいバター」の選び方
健康にいいバターって?
十数年前、「完全無欠コーヒー」をきっかけに「グラスフェッドバター」が注目された時期がありました。
当時は「体に良い脂質」「集中力が上がる」「ダイエットにも良い」といった言葉をよく目にした気がします。
しかし最近では、グラスフェッドバターは価格の高騰や円安の影響もあり、
元々少し特別なバターでしたが、更に手に入りにくい存在になりました。
それでもなお、バターそのものが好きな人にとっては
これからどんなバターを選べば良いんだろうと、
改めて考えたくなるところ。
今回は、健康と美味しさのバランスという視点で、
今あらためて「バターの選び方」を整理してみます。
グラスフェッドバターは、普通のバターと何が違う?
グラスフェッドバターとは、牧草(グラス)を主に食べて育った牛のミルクから作られたバターのこと。
一般的なバターは、穀物飼料(グレイン)を与えられて育った牛のミルクが使われています。
牛は牧草を食べていそうなイメージがありますが、
牛を一年中、完全に牧草だけで育てるのは実はかなり大変。
広い土地が必要ですし、季節によっては牧草が育たない時期も。
そのため、多くの場合、状況に応じて穀物飼料が使われることがあります。
また、グラスフェッドバターが注目されてきた理由のひとつは、
脂の質が少し違うと言われている点です。
オメガ3脂肪酸が比較的多く、脂溶性ビタミン(A・D・E・K)が含まれる
といった特徴が注目されてきました。
オメガ3とオメガ6の話
脂質の話でよく出てくる「オメガ3」と「オメガ6」。
正直、ちょっと難しそうですよね。
すごく簡単に言うと、
- オメガ3 魚、牧草、自然に近い脂に多い
- オメガ6 揚げ物、加工食品、植物油に多い
どちらも体に必要な脂ですが、現代の食生活では
オメガ6を摂りすぎになりやすいと言われています。
そのため、大切なのは「オメガ3をたくさん摂らなくちゃ!」
というよりは「オメガ6を多く摂りすぎないように」気をつける事が必要です。
その延長線上に、グラスフェッドバターのような脂がある、
くらいの感覚で十分だと思います。
X-FactorとビタミンK2の話(少しだけ)
グラスフェッドバターの栄養の話でよく出てくるのが
「X-Factor」という言葉。
これは、歯科医のウェストン・A・プライス博士が伝統的な食事を続ける人々の健康を調べる中で、「何か特別な脂溶性栄養があるのでは?」と考えたことから生まれた概念です。
後にこのX-Factorは、ビタミンK2(特にMK-4)ではないかと考えられるようになりました。
現在も研究は続いていますが、牧草で育った動物由来の乳製品には、
こうした栄養が比較的含まれる傾向がある、と言われています。
ただし、「これを食べれば健康になる」という話ではありません。
あくまで、食材の背景を知るひとつつの視点として知っておくと、面白い話です。
発酵バターは健康に良いの?
健康の話になると、グラスフェッドバターばかりが注目されがちですが、
発酵バターも実はとても優秀です。
発酵バターは
- 香りが良い
- コクがある
- 少量でも満足しやすい
という特徴があります。
栄養成分が特別に多い、というよりは「美味しいから使いすぎない」という点で
体に優しい存在とも言えます。
しかもかなり高価なので、毎日たっぷり使うのではなく
「少しで満足できるバター」を選ぶという感覚です。
これも、健康な選び方のひとつだと思います。
健康にいいバター=無理して食べるものじゃない
バターはそもそも「健康食品」ではありません。
でも、料理を美味しくしてくれ、食事の満足感を上げてくれ、使う量を自然と調整できる。
そんな役割を持っています。
だからこそ、質が良くて美味しいものを選びたいところ。
グラスフェッドでも、発酵バターでも
「これ、美味しいな」と思えること。
それが、体にも気持ちにも、いちばんやさしい選び方なのかもしれません。
いまオススメしたいグラスフェッドバター
【2個セット】ウエストゴールド ニュージランド産 グラスフェットバター無塩1kg(2個セットなので2kg分) 冷凍
① 日常使いしやすいタイプ
Westgold(ウエストゴールド)は、ニュージーランド南島・西海岸で生まれた乳製品ブランドです。
一年を通して雨が多く、牧草がよく育つこの地域では、牛たちは広大な牧草地で放牧され、牧草(グラス)を主食として育てられています。
Westgoldのグラスフェッドバターは、こうした自然環境の中で育った牛のミルクから作られたもの。
余計な香料や着色料を使わず、ミルク本来のコクと、ほんのり草のニュアンスを感じるやさしい風味が特徴です。
口に入れると、くどさはなく、すっと溶けていくような軽さ。
トーストにのせるだけでも、素材の良さがはっきりと分かります。
なぜWestgoldが選ばれているのか
Westgoldのバターは、グラスフェッドであること、ニュージーランド産でトレーサビリティが明確なこと、味にクセが少なく、料理にも使いやすいといった理由から、家庭用としても、プロの厨房でも使われることが多いバターです。
「グラスフェッドバターに興味はあるけれど、クセが強いのは苦手…」
そんな人にとって、Westgoldはとてもバランスの良い選択肢だと思います。
| バターの種類 | グラスフェッドバター(無塩) |
| ブランド名 | フィアーノ |
| 原産国/製造国 | ニュージーランド |
| 総個数 | 1kg×2個セット |
| 保存方法 | 冷蔵庫で保管してください ※冷凍保存も可能です。 |
| 100gあたりの価格 | 約349円 |
広大な自然環境で牧草で育つ健康な乳牛の搾りたてのミルクから作られる、フォンテラ社製の製菓・業務用 グラスフェッド・バター
以前よく使っていたのが、ニュージーランド・フォンテラ社の
製菓・業務用グラスフェッドバター。
見た目は完全に業務用ですがクセがなく、風味も良くて料理にもお菓子にも使いやすく、
価格とのバランスがとても良い美味しいバターでした。
「毎日使うバター」として考えるなら、
こういう選択肢はかなり現実的だと思います。
ちなみに、ニュージーランド産のグラスフェッドバターは、
EUのいわゆる「ビオ認証」を取得していないことが多いのですが、
これは品質が低いという意味ではありません。
ニュージーランドでは、放牧を基本とした酪農が一般的で、
環境管理や食品安全基準も国として厳しく定められています。
また、BSE(牛海綿状脳症)の発生が確認されていない
清浄国として知られており、
飼料についても輸入や使用に厳しい規制があります。
そうした背景から、
比較的安心感のある乳製品として
評価されているのがニュージーランド産バターです。
| バターの種類 | グラスフェッドバター(無塩) |
| ブランド名 | フォンテラ社製 |
| 原産国 | ニュージーランド |
| 原材料名 | 生乳 |
| サイズ | 500g |
| 賞味期限 | お届け後、未開封で約3ヶ月 |
| 保存方法 | 冷凍 |
| 100gあたりの価格 | 約341円 |
ちょっと大変ではありますが、冷凍庫が十分に空いていて、
目分量で250gぐらいずつのブロックに切り分け、アルミホイルで一つづつ包み、
さらにそのブロックをジップロックに入れて保存するのを許容できるばあいは、5キロのものを購入するのもよいかもしれません。
賞味期限が冷蔵3ヶ月なので、使える分以外は冷凍することををオススメします。
| バターの種類 | グラスフェッドバター(無塩) |
| ブランド名 | フォンテラ社製 |
| 原産国 | ニュージーランド |
| 原材料名 | 生乳 |
| サイズ | 5000g(5kg) |
| 賞味期限 | お届け後、未開封で約3ヶ月 |
| 保存方法 | 冷凍 |
| 100gあたりの価格 | 約278円 |
グランフェルマージュ社製バイオ・グラスフェッド・バター
グランフェルマージュ社製のバイオ・グラスフェッド・バターは、
品質や風味という点では、文句のつけようがありません。
有機牧草で育った乳牛のミルクを使い、
香りが高く、コクのある味わいは、
「バターって、こんなに美味しかった?」と思わせてくれます。
正直に言うと、価格はかなり高めです。
「健康のために無理して続ける」タイプのバターではありません。
でも、少量でも満足感があり、バターの印象がガラッと変わります。
毎日たっぷり使う、というよりは、特別なトーストや、
ここぞという料理に向いたバターです。
| バターの種類 | グラスフェッドバター(発酵 / 無塩) |
| ブランド名 | グランフェルマージュ |
| 原産国/製造国 | フランス |
| 総個数 | 250g×6個セット |
| オーガニック認証機関・基準 | ABマーク |
| 賞味期限 | お届け後、約3週間 (現地品のため 日/月/年 表記) |
| 保存方法 | 冷蔵庫で保管してください ※冷凍保存も可能です。 |
| 100gあたりの価格 | 約842円 |