【和歌山お土産】香ばしい最中の香りがグッとくる、和歌山の定番みやげ「福菱の 柚もなか」と「港屋の柚子もなか」比較

小さい頃から、和歌山を訪れる際には、必ず買ってもらっていた「柚もなか」。
普通の柚子は、「柚子」という字を使いますが、最中(もなか)の名前は、「柚」の一文字です。

香ばしい最中の香りと、ほんのり苦味のある柚子の香りは、お茶といただくと、ホッと、幸せな気持ちにしてくれます。

和歌山のお土産にするなら、どの柚もなかがいいの?


ひとくちに「ゆずもなか」といっても、お土産屋さんでは複数のブランドのものが売られていますので、その中から「福菱の柚もなか」と、「港屋の柚もなか」2種類をご紹介します。

メジャーな柚子もなかブランド「福菱」と「港屋」

どちらも美味しいですが、30年以上も前から、食べてきたのが「福菱の柚もなか」です。
柚子の香りと、最中の香ばしさが際立っていたので好きでした。ググると、「福菱の方が美味しい!」といったコメントを見かけます。

たしかに、福菱さんの最中の柚子餡は、柚オイルが入っているからか、口に入れて噛んだ瞬間いい香りがして、舌触りが滑らかです。最中部分も香ばしくホロリと崩れる感じが特徴で、とっても美味しいです。

一方で、港屋さんの最中の柚子餡は、噛んだ瞬間というよりは、噛むほどに香りが優しく広がるため印象は穏やかです。天然のゆずの皮を潰して入れているからか、餡の舌触りも滑らかというよりはツブツブしています。よく噛んで味わうことで、ゆったりと幸せな気持ちにしてくれます。

アロマで言うところの、トップノートとラストノートの強さの違いに似ています。

以前は福菱さんの「柚もなか」が最強だと思っていた筆者ですが、原材料の安心感や、ちゃんと味わうと実はとっても美味しい港屋さんの「柚もなか」に魅力を感じています。

商品情報をまとめてみたので、参考にしてみてください。
もしかすると、お土産話のネタに両方買ってみるのもアリかもしれないですね。

福菱 柚もなか

商品名
「白浜町」福菱 柚もなか
特徴
白浜温泉に古くから伝わる上品な和菓子。
柚子皮を使用した香りの良い柚子餡と、香ばしく焼かれた最中生地とのバランスが絶妙です。
最中部分も香ばしくホロリと崩れる感じ。
受賞歴
昭和8年創業、福菱の「柚もなか」は数々の賞を受賞しています。

  • 昭和40年 第16回全国菓子大博覧会 名誉副総裁賞受賞
  • 昭和45年 全国和生菓子 大品評会 優秀賞受賞
  • 昭和52年 第19回全国菓子大博覧会 優秀賞受賞
  • 昭和59年 第20回全国菓子大博覧会 全菓博会長賞受賞
  • 平成元年 第21回全国菓子大博覧会 松江菓子博’89 全菓博会長賞受賞
  • 平成9年 和歌山県優良土産品推薦に認定される
  • 平成12年 第40回全国推奨観光土産品連盟 会長賞受賞/優秀賞受賞
  • 平成20年 第25回全国菓子大博覧会・兵庫 姫路菓子博2008 金賞/
    全菓博栄誉大賞/全菓博会長賞
  • 平成25年 第26回全国菓子大博覧会 橘花栄光賞受賞/厚生労働大臣賞受賞
原材料
白餡(白インゲン豆)、グラニュー糖、餅米皮、柚ジャム(柚皮・上白糖)、液糖、還元水飴、粉寒天、柚オイル、甘味料(トレハロース)、着色料(クチナシ青色素)、保存料(ソルビン酸)
賞味期限
約2ヵ月
製造者
株式会社福菱
和歌山県西牟婁郡白浜町

港屋の柚もなか

商品名
港屋の柚もなか
特徴
白浜温泉に古くから伝わる上品な和菓子。

柚子餡は着色していないので少し茶色く、砂糖で煮詰められた柚子の色です。
天然の柚子の皮をミンチにし白餡に練りこんでいるので、噛むほどに柚子の風味が増します。
シャリッとした砂糖感が少しのこっており、最中部分の食感は少しだけパリッとしています。

受賞歴
昭和10年創業の「港屋」は、地元和歌山県産の素材を活かした和菓子作りに定評がある老舗和菓子店です。

  • 昭和40年 第16回全国菓子大博覧会 名誉副総裁賞受賞
  • 平成29年 モンドセレクション4年連続銀賞(平成29年時点)
  • 平成29年 第1回和歌山県有料県産品(プレミア和歌山)として認定されました。
原材料
白餡(白いんげん)、砂糖、もち粉、水飴、ゆず、寒天、着色料(クチナシ)
賞味期限
製造日より40日
製造者
港屋
和歌山県西牟婁郡白浜町

これを購入できるショップ

「福菱の柚もなか」を購入されたい場合はこちら
リンク先は、商品ページです。
「白浜町」福菱 柚もなか 12個
12個入 価格650円 (税込) 送料別
「港屋の柚もなか」を購入されたい場合はこちら
リンク先は、商品ページです。
【港屋】柚もなか(21ケ入)
21個入 価格1188円 (税込) 送料別

ちなみに、会社へのお土産に両方の柚もなかを買って行きましたが、違いに気がつく人は少なく、どちらも美味しいと大人気でした。