食前にお猪口1杯のお湯割り梅酒が胃腸の働きを活発にして、食欲を増進したり消化吸収を助けてくれたりすることを知っていますか?
もともと「チョーヤの梅酒」ラバーで、最後には梅の実もすべていただいてしまうくらいですが、1年半くらい通っている鍼灸院の先生に食前に梅の疲労回復の効用などを教えてもらい、改めて、毎晩ではないですが、お湯割りを飲むようになりました。
漬け方を調べてみると青梅で作るのがメジャーなようですが、南高梅がキレイで美味しそうだったので、今回はこちらで作ってみます。
梅の実は、いつどこで買える?
梅の実が市場に出回るのは、5月末頃から6月半ば頃まで。八百屋さんや、スーパーなどで「青梅」や、「南高梅」などが、だいたい1キロあたり、800円〜1000円くらいで売られます。ネットで購入するなら送料がかかるので保存瓶とセットのものを購入するのがオススメです。
材料について
- 梅・・・1kg
- 氷砂糖・・・500g
- ホワイトリカー・・・1.8l
ホワイトリカーについて
ホワイトリカーとは、日本の酒税法における甲類焼酎のことをいいます。アルコール度数は35%ほどと高く、無色透明で香りやクセもありません。原料はものによって違うかもしれませんがサトウキビ糖蜜を使われているものが多いようです。
日本の酒税法では、20度未満の酒類を作ってはいけないことになっていますので、梅酒を作る場合は20度以上でないとだめなのですが、それとは別に、そもそも長期保存でカビなどを発生させずに梅酒をつくるためにはホワイトリカーのようにアルコール度数が高いものを使うほうがおすすめです。
日本の酒税法では、20度未満の酒類を作ってはいけないことになっていますので、梅酒を作る場合は20度以上でないとだめなのですが、それとは別に、そもそも長期保存でカビなどを発生させずに梅酒をつくるためにはホワイトリカーのようにアルコール度数が高いものを使うほうがおすすめです。
氷砂糖について
多くのレシピでは美味しい梅酒を作るのに推奨されている氷砂糖を使っていますが、健康のために少しこだわりたい場合は、黒糖(黒砂糖)や洗双糖を使うのも良さそうです。
以下に参考にしたサイトを紹介していますが、氷砂糖を使う理由は「ゆっくりと溶ける氷砂糖を使うことでじわじわと浸透圧を上げ、梅のエキスを余すところなく出すため」ということのようです。
※普通の砂糖を使うと、保存瓶の中の糖度が一気に上がってしまうので、氷砂糖が適しているそう。
参考
道具
- ボウル
- ざる
- 広口の保存用瓶(2リットルを2つ、もしくは4リットルを1つ)
- 竹串
- ふきん、ペーパータオル
梅酒の漬け方
漬け方はとてもシンプルで、梅を洗って、よく水分をとって、ヘタをとって、氷砂糖とともに瓶に入れてホワイトリカーを注ぐ…とこれだけです。
ただし、いくつか守っておきたいポイントがあるので、以下にご説明します。
ただし、いくつか守っておきたいポイントがあるので、以下にご説明します。
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保存瓶を消毒する
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長期期間の保存のために、しっかりと消毒をしましょう。
具体的には保存瓶に熱湯を3分の1くらい入れ、蓋をしたら、やけどに気をつけて瓶の中で回します。
その後、ペーパータオルなどで水分を拭き取り、口の部分を下にして乾かします。 -
梅を洗う
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ボールに水を入れ、傷をつけないように、優しく丁寧に流水で洗います。
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アク抜きをする(青梅は必須)
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ボールに水を張り、青梅を漬けて3時間ほどおいておきます。
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水分を拭き取る
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ヘタを取る
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梅の実のくぼんだところについている茶色いヘタを取ります。取り方は簡単。竹串をヘタと梅の実の間に添わせて、クルッと返すようにすると、ヘタがスッと梅の実から外れてくれます。ここでも梅の実を傷つけないように気をつけます。
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氷砂糖とともに保存瓶に入れる
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ホワイトリカーを注ぐ
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ホワイトリカーを注ぎ、蓋をしたら冷暗所に保存します。ときどき瓶を揺らして糖分が均等になるようにします。強く揺すると梅の表面が傷つき、にごりがでてしまうこともあるので気をつけてください。
漬けて3か月くらいでクリアな感じのフルーティな梅酒を楽しめますが、半年くらいから味が落ち着いてきます。1年ぐらい浸けたら梅を取り出し、そのまま熟成させてください。2~3年が飲み頃といわれています。